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農地の地雷除去を支援してから2年たちました

P-MACが2013年に地雷除去を支援したのは、カンボジア北部シェムリアップ州にあるトロペアンクナー村のはずれ。ここに暮らす人々は周辺の土地が地雷原と知っていても、他に安全な土地がなく、地雷原を耕して畑に使っていました。村人がこの土地から地雷や不発弾を見つけたこともあり、一歩間違えれば大事故につながります。

2013年末にP-MACが地雷除去を支援して、今では安全に農作業ができるようになりました。

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地雷除去が完了したことを知らせる看板も立てられています。

地雷除去が終わった畑です。

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ちょっとわかりにくいですが、レモングラスなどのハーブ、バナナやマンゴーなどのフルーツの木が植えられています。熱帯の国のカンボジアでは植物もすくすく成長しています。

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こちらでは、ほうきを作るための植物を乾燥させていました。

訪れたのはカンボジアが乾季に入った12月。雨期の間は人々は米を栽培しています。この土地は米作りにとても適した豊かな土壌です。品質の良い米が多く収穫できるため、貧しい生活をしていた村人は収穫した高品質の米を販売し、自分たちが食べるためにはより安い米を買って生活しています。そして乾季になると、働き手となる人はキャッサバ畑に出稼ぎに行き、雨季がはじまる4~5月頃に戻ってきて、稲を植えます。生活は少しずつ良くなってきています。

同行した地雷除去団体「カンボジア地雷対策センター(CMAC)」のスタッフは言います。

「カンボジアの復興には教育がとても重要です。ここに暮らす村人は教育を受けることができなかった。彼らはこれまで自分たちがやってきた農業の方法しか知りません。それ以外の選択肢があることに気づけません。農業についての知識や新しいことを知る事ができる環境があれば、出稼ぎに行かずに、ここで家族が1年中一緒に生活して農業をすることも可能なはずです。」

長年の内戦による影響は、このような形でも人々の現在の生活に大きな影響を与えています。

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地雷除去が終わった土地で農業をしている家族です。安全になった土地のすぐ横には今も地雷原が広がっています。地雷原を示す看板は建てられていますが、村人はより広い土地を求めて、地雷原に入って土地を耕していきます。CMACのスタッフは訪問するたびに、村人に安全が確認された土地の外を耕さないように説明し、そして地雷の危険性を伝えています。

1か所の地雷を除去しただけで、そこに暮らす人々がかかえる問題をすべて解決することはできませんが、それでも1つ1つの支援が人々の命や生活を守ります。一歩ずつ、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

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